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2014年5月 総会・特別講演・YG会が開催されました 

2014年度最初の心理・言語グループYG会が行われました。

この日は年度初めのため、今年度の企画と、先に行われた特別講演「のぞみワークショップ」の内容などについて、心理・言語9名の間で意見が交わされました。

4 YG会 B1 4 YG会 B2 5 のぞみんティー

まず、今年度の企画については、すでに「スウェーデンFMT音楽療法」の講演会が企画されており、このYG会でも期待する声が多く聞かれました。対象としている年齢や障害種別は様々でも、音や音楽を通したアプローチの効果については共通してみなさんの関心が高いことが分かりました。また、この講演会のテーマの一つである他職種との連携については、のぞみ牧場学園においてすでに一定の実践経験があり、シンポジストとしての講演会への参加の可能性も話し合われました。

また、心理・言語部会独自の企画としては、それぞれの施設において、心理・言語としてどのような実践をしているのかを、今一度紹介し合うのもよいのではないか、との提案がなされました。それぞれに対象年齢も環境も療育の頻度も違う中で、日々の実践していることをお互いに知ることは、また新たな視点を与えてくれるのではないかという賛同意見もありましたので、今後具体的な企画につなげていければと思います。

そして、本日の特別講演、「のぞみワークショップ」の内容についても、多くの感想、今後の研究への展望などが話し合われました。のぞみワークショップは、法人初の成人施設であり、またその中で多くの新しい試みがなされ始めているそうです。中でも、「サバイバルスキル」として、その時、その活動に参加し楽しむためのスキルの重要性、さらにはスキルを積み重ねていった結果として、能力の向上が可能なのではないかという仮説が示されたことには、興味深い以上に何かわくわくさせられる感動を覚えました。YG会においても、のぞみワークショップでの実践や研究から、より明確な長期的視点を持てるのではないか、といった意見が多く出されました。

2-1 特別講演 津田氏 2-2 特別講演 相馬氏 2-3 会場

日ごろはどうしても日々の目の前の臨床ばかりに目が注がれてしまう中、今日の講演会や話し合いを通して、幅広い年齢や様々な育ちの場がある中での自分の実践という立ち位置を、改めて見直すことができたように思いました。のぞみワークショップの商品であるおいしいハーブティーをいただきながら、楽しく、有意義な会となりました。(文責:萩森澄子 のぞみ発達クリニック)
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菊永氏講演

5月11日、JaTTS特別研修会では「聴覚障がいの理解と地域での支援」について、金町学園職員で聴覚障がい当事者である菊永ふみ氏を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
2-1講師 菊永氏 2-2手話通訳 内堀氏
菊永氏は1歳前に、呼ばれても振り向かないことを心配したお母様と病院を受診して聴覚障がいであると診断されました。お母様は非常に教育熱心な方で、菊永氏は言語指導に通いながら家庭でも発音を何度も何度も繰り返し練習したり、ことばを理解するために一つ一つのことばの概念を詳しく学んだりと手厚い教育を受けました。時には「すがすがしい」などのことばを学ぶために実際に山登りをしたこともあったそうです。
努力の甲斐もあり、難聴学級のある小学校の学区域に家族で引っ越し、理解のある先生や友達に囲まれ恵まれた小学校生活を送られたこと、高学年になり友達とコミュニケーションがとれず気を使うばかりで悩んだこと、聾学校での聴覚障がい児同士での生活を通して本来の自分を取り戻したこと、そして再び普通の予備校や大学に入り、たくさんの人の助けを得ながらも健聴者集団の中で学び友人関係を育んできたこと等々、とても興味深くお聞きしました。
 菊永氏は会話の際には手話通訳を介しますが、研修会ではご自身で口話と手話で話され、発音は正確ではないものの、初対面で手話はほとんどわからない私でも手話の身振りや文脈などの助けがあれば十分お話を理解できました。また通常は音声による会話の中で聞いて学ぶことが多いと思われるような、「ええと・・・」などのことばの使い方がとても自然で堅苦しくなく、とてもお話を聞きやすかったのと同時に、これはお母様からの丁寧なサポートやご本人が勉強熱心で、また一度挫折しながらも健聴者の集団に積極的に入り努力されてきた結果なのだろうと想像しました。何よりも、自分の障がいを受け止め自己分析し、自分の能力や周囲からの評価などについても客観的に理解した上での「語り」の迫力に圧倒されました。質疑応答では、菊永氏のエネルギーは一体どこから生まれるのかという質問も出ましたが、答えは「人が好きだから」。しかし、その努力は並大抵ではありません。
現在は聴覚障がいの子どもたちと生活し指導する立場になられています。これから社会に巣立っていく子どもたちをきっとしっかり支え導いてくださるのだろうと思います。

 

おもちゃのワークショップ

 7月7日に葛飾シンフォニーヒルズで行われたJaTTS研究会に参加してきました。今回は、徳島県・阿波手づくりおもちゃ館の井村雄三先生をお迎えしてのワークショップでした。
1-4 井村氏 1 井村氏おもちゃ9-1 1 井村氏おもちゃ7 1 井村氏おもちゃ1 1 井村氏おもちゃ4 1-6-2.jpg
 この日は、先生が製作されたおもちゃが会場いっぱいに展示され、とても楽しい雰囲気に包まれていました。3cm四方の立方体の積み木をたくさん使って作った天井の高さまで積み上げられた塔、しりとりパズルやサンタさんをモチーフにした色とりどりの絵本、到底小さな子どもの手では回すことのできない大きな重いこまや、今までみたことない形をした玉落とし、本物に限りなく近いつり竿とさかな、おいしそうないちご大福やおすしまでありました!先生のおもちゃは、木片や段ボールなど身のまわりにあるものを材料としていますが、子どもが手にとって楽しめるよう、シンプルでありながら細部にまでこだわりのあるものばかりでした。
1 井村氏おもちゃ10-2 1 井村氏おもちゃ11-2 1 井村先生おもちゃ12-1
 今回先生のお話で印象的だったことを2つご紹介します。

 1つは、「簡単なものがたくさん」ある素晴らしさです。「簡単なものがたくさん」あるおもちゃとは、会場で展示されていた積み木がその1つです。先生の話によると、「たくさん」あることから、積むことによって高さ、並べることによって長さの学習ができ、1つもので色々な側面があることを学ぶことができると同時に、バランスを考えて積みあげる、いろいろな形に積む、積んだ積み木をジェンガの遊びのように1つずつ順番に抜く、思いっきりはたいて崩すなど、遊びが1つに規定されず、さまざまな使い方で無数の遊びを展開できるとのお話がありました。これまでに、先生は2200個の積み木を使って4m30㎝の塔を作られたことがあるそうです!
子どもの遊びを豊かにするためのおもちゃの選択は、おもちゃそれ自体が持っている魅力を問いがちですが、使い方が限定されているものではなく「多様な使い方ができるもの」という視点の大切さを学びました。

 もう1つ印象的だったことは、YG会で井村先生がお話された中で、おもちゃの発想の源は「目の前にいる子ども」であったということです。

 先生のおもちゃは、子どもだけでなく大人をも夢中にさせる普遍性のあるものですが、先生のおもちゃ作りは、教師をされていたときに1人のお子さんが家で新車を買ったというお話を聞いて、その子どものために新車のパズルを作ったことが始まりだったそうです。先生は、学校生活の中で、目の前にいる子どもが「楽しめるものはなんだろう」という思いからおもちゃを作り、そのおもちゃを子どもにただ与えるだけでなく、そのおもちゃでとにかく子どもと積極的に一緒に遊び、もっと楽しくおもしろく遊ぶにはどうしたらよいだろうと、改良を重ねてこられたそうです。そのプロセスを経て作られたものが、今回会場に展示されたおもちゃなのです。
1-9-4.jpg 1 井村氏おもちゃ6 1 井村氏おもちゃ8
 絵心のない私は、木片を用いてしりとりパズルを作るワークショップで、貴重な材料を下手な絵で台無しにしてしまいましたが、子どもの「楽しい」という気もちを一番に大切にしながら、子どもの力を引き出せるよう、今後も努力していきたいと思いました。
1-7-2.jpg 1-8-6.jpg 1-9-3.jpg 

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憧れの職業に就くと言う事

 2012年5月12日に開催された第3回総会では、特別講演として岡山県立高松農業高等学校にご所属の原 敬一先生に「憧れの動物職に就くために ~高等学校動物関連学科におけるキャリア教育の取り組み~」と言う内容でお話を頂きました。講演の中で、キャリア教育の目的は「生徒の生きる為の力をつける事」「将来に向けての生徒のやるきスイッチを押すこと」と言うお話がありました。
1-2 原 氏1
 午後のYG会ではその講演を受け、話し合いが行われました。

 まず、キャリア教育を高校や大学で受けたことがあるかどうかと言う話から始まりましたが、ここでは世代の差が出ました・・・。受けた世代からは「キャリア教育の授業ではスイッチは入らず、ゼミの先生が紹介してくれたボランティアに実際に参加して、初めてスイッチが入った」と言う意見がありました。原先生もキャリア教育の中で、できるだけ体験実習を積む機会を大切にしているとお話されていましたが、やはり身をもって感じることがモチベーションや意思決定に繋がるのですね。
3-1 YG会3
 
 さらに話は、自分の好きな事を仕事にした人が勝ち組で、そうではない人は負け組みなのかと言う話になりました。必ずしも好きな事が仕事として向いてる訳ではないのでは。「趣味やボランティアとして」と言う携わり方もあるのではないか。私もそう考えます。自分の理想を仕事だけで探すのではなく、好きな事に仕事以外で関わった方が、より充実した人生を送れる場合もあるだろうと。

 そして、大学教育についてまで話が広がりました。現在、大学が専門学校化していると言われる時代、就職後、即戦力となるべく、より実践に近い科目、フィールドワークを行っている大学が人気を集めています。反面、昔ながらの文学部と言った学部は人気が落ちているようです。確かに、大学でキャリア教育を行ったり、社会人になる前に実践を積んでおく事は、働き始めた後に大きな利益になると思います。しかし、純粋な学問、思想を学ぶ場は不必要でしょうか?学問の探求は、人生の味付け程度の意味でしょうか?その中にも、原先生のおっしゃる「生きる為の力」に繋がる物が、多くあるような気がします。
 時代の流れによって、これからも時代背景を反映し、大学の存在意義は色々と変化して行くのだろうなと面白く思いました。
3-2 まとめ3 東 氏

 今回も話が広がり、とても面白いYG会となりました!また、次回が楽しみです。

2011年9月10日 心理・言語部会が開催されました

心理からは、のぞみ発達クリニックの小堀あゆみ氏より、インラインスケートへの取り組みについて報告がありました。のぞみ発達クリニックでは、障害のあるお子さん方のためのインラインスケート教室「こいわローラークラブ」で活動している梅沢恵子氏・北原利晃氏を月に一度招いて、通所児にインラインスケートの機会を提供しています。
知的障害児が余暇活動として行なうスポーツは、水泳・トランポリンなどが多いようですが、まだまだ種類は少なく参加できる場所も限られます。また障害が比較的重度の場合に、スポーツ施設への通所自体が困難なこともよくあります。インラインスケートは特に初心者であれば狭い場所でも個人的に行なうことができますし、前庭刺激や固有覚刺激を好むお子さんに適しており、新たな余暇スポーツとしての可能性を感じました。
また療育者側としては、いつもの療育的観点からだけでなく、インラインスケート自体の技術の向上という新しい視点で関われるメリットがあげられていました。
今回は心理職からの報告ですが、さらにPTやOTの視点を加えていくことで素晴らしい活動が期待できるのと思います。
またお話の中で、障害児の保護者である梅沢氏が、お子さんのために余暇活動を探しインラインスケートにたどり着いてから、指導者である北原氏と出会うまでの涙ぐましい努力の経過、そして北原氏のインラインスケートにかける熱い思いもお聞きし、最後の茶話会ではお菓子そっちのけで、みんなでインラインスケート体験を楽しみました。
言語の部ではのぞみ発達クリニック・STの中川円氏と、同じくPTの高橋昇子氏が、ある一人のお子さんに対する発達支援の中での、複数の職種による連携について報告されました。のぞみ発達クリニックで開発された「NC―プログラム」を用いたきめ細かい言語指導や、そこからさらに細かい分析を行い進めている運動指導について、専門的な話となりました。症例のお子さんのもつ障害についてはまだまだ症例数が少なく、臨床を積み重ねていく必要があること、ふだんの生活の中でうまく発揮できていない能力を引き出すためにどのように関わっていくべきか、などを考えさせられるお話でした。
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