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菊永氏講演

5月11日、JaTTS特別研修会では「聴覚障がいの理解と地域での支援」について、金町学園職員で聴覚障がい当事者である菊永ふみ氏を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
2-1講師 菊永氏 2-2手話通訳 内堀氏
菊永氏は1歳前に、呼ばれても振り向かないことを心配したお母様と病院を受診して聴覚障がいであると診断されました。お母様は非常に教育熱心な方で、菊永氏は言語指導に通いながら家庭でも発音を何度も何度も繰り返し練習したり、ことばを理解するために一つ一つのことばの概念を詳しく学んだりと手厚い教育を受けました。時には「すがすがしい」などのことばを学ぶために実際に山登りをしたこともあったそうです。
努力の甲斐もあり、難聴学級のある小学校の学区域に家族で引っ越し、理解のある先生や友達に囲まれ恵まれた小学校生活を送られたこと、高学年になり友達とコミュニケーションがとれず気を使うばかりで悩んだこと、聾学校での聴覚障がい児同士での生活を通して本来の自分を取り戻したこと、そして再び普通の予備校や大学に入り、たくさんの人の助けを得ながらも健聴者集団の中で学び友人関係を育んできたこと等々、とても興味深くお聞きしました。
 菊永氏は会話の際には手話通訳を介しますが、研修会ではご自身で口話と手話で話され、発音は正確ではないものの、初対面で手話はほとんどわからない私でも手話の身振りや文脈などの助けがあれば十分お話を理解できました。また通常は音声による会話の中で聞いて学ぶことが多いと思われるような、「ええと・・・」などのことばの使い方がとても自然で堅苦しくなく、とてもお話を聞きやすかったのと同時に、これはお母様からの丁寧なサポートやご本人が勉強熱心で、また一度挫折しながらも健聴者の集団に積極的に入り努力されてきた結果なのだろうと想像しました。何よりも、自分の障がいを受け止め自己分析し、自分の能力や周囲からの評価などについても客観的に理解した上での「語り」の迫力に圧倒されました。質疑応答では、菊永氏のエネルギーは一体どこから生まれるのかという質問も出ましたが、答えは「人が好きだから」。しかし、その努力は並大抵ではありません。
現在は聴覚障がいの子どもたちと生活し指導する立場になられています。これから社会に巣立っていく子どもたちをきっとしっかり支え導いてくださるのだろうと思います。

 

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