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2011年度全体会にてYG会を開催しました

JaTTS総会後の心理・言語YG会には、心理・言語・福祉職の計9名が参加し、日頃感じていることや悩み、今後の希望などを話し合いました。
 皆さんのお話に通じるテーマとして感じられたのは、基本的ですが心理・言語職には他の方々との連携の中で何ができるのか、何が役割として求められているのか、ということだったように思います。
保護者との連携に関しては、「障害のある子ども達への心理や言語の基本的な指導を今まで一生懸命してきたが、最近は保護者への対応が非常に大切だと思う。子育てに迷い悩む保護者に寄り添い、支えて「育て」ていく(エンパワメントですね!!)ことで、また子どもも育っていくと思う」「民間の療育施設には、保護者が方針に賛同して通ってくるが、必ずしも、こちらのやり方に合わせてもらうのが正しいわけでもない。絶対に正しい、というのはあまりないのがこの現場の楽しいところだ」等。他の職種との連携については、「言語・心理が療育の場で行ったことを、どのように返していくか。言語・心理の個別指導では、自分の理想の指導をマニアックに進めたくなるが、療育では毎日の積み重ねが大切であり、それにより予想以上の伸びを見せることもある。保育や教育はそれが可能な場だ。保育・教育での日常の取り組みを知らなければいけない」「他職種との連携の中で何か一つの課題に向き合ったときに、これだけが正解というよりは、いろいろな可能性・選択肢があることも多い」「通常の心理・言語指導では対応の難しい子どもがいる、音楽や運動的な要素などいろいろな物を取り入れたい」
等等。一人で自己満足に陥らずに、様々な視点を持ち支援をしていくことが今、求められている中で、それぞれの感じている課題があるようでした。
そのような意味では、木更津市の「のぞみ牧場学園」には、様々な職種の専門家がいて、日々の保育を保育者と音楽療法士、作業療法士や動物の専門家・心理・言語などの専門職が一緒に行っているという点で、とても理想的です。
「専門職同士で考え方の違いもあるため、子どもへの関わり方について悩む部分もある」という意見について、ベテランの福祉士からは、「お子さんの就職を見据え、18歳までに療育の中で何ができるのかという長い見通しをもって関わり方を考えていく必要がある」とコメントがありました。

 3月におきた東日本大震災での話ですが、心理士が被災者の話を聞くために、ピンクの目立つゼッケンを着けて避難所に入ったところ、「ピンクのゼッケンと話しているのは心の弱いやつだ」と被災者が陰口を言われる結果となり、ほとんど利用がなかった、しかし子どもの遊び場コーナーでは、親子で気軽に参加した人が、結果的に身の上話などをしていくこともあり、援助者側が考えた援助を、被災者の方々が本当に必要としているとは限らないのだと感じました。またJaTTS総会当日には、新聞にテリー伊藤が、「震災現地に行ったボランティアが、『被災者という人はいない。個々の思いに対する配慮と敬意が大切だ』と言っていた」と書いていました。
もちろん療育の中では個々の子どもに合わせた対応は当然のこととしてこれまでにも行われていますが、保護者(または本人)の療育への希望は個々に異なり、またそれぞれの職種の意見も異なるわけで、お互いに尊重しあい、広い視野をもって連携することが大切だと改めて感じました。

(臨床発達心理士:黒田)

テーマ : 福祉関連ニュース
ジャンル : 福祉・ボランティア

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