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2017年11月 JaTTS研修会「乳幼児期の社会性の発達とその支援」報告

2017年11月25日(土)のjaTTS研修会では、
相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授の
尾崎康子先生をお招きして
「乳幼児期の社会性の発達とその支援」についてお話いただきました。

IMG_51582 - コピー

乳幼児の社会的認知の発達を、6期に分けてご説明いただいた後、
社会的コミュニケーションの発達を促す支援として、
ふれあいペアレントトレーニングをご紹介いただきました。

赤ちゃんがどのような顔を好むのか、
それによって養育者の情動にどのような影響があるのか等、
研究データを基に社会的認知の発達を学びました。

生後9か月頃には第二次間主観性が発達し、
共同注意が成立したり、指差し、社会的参照が見られるようになるそうで、
9カ月の発達はターニングポイントだということでした。

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ふれあいペアレントプログラムについては、
今回はご紹介のみではありましたが、
来年度にはテキストの販売や講習会も予定されているそうです。

昼食を兼ねたYG会では、
5グループに分かれて講演の感想や質問等を話し合いました。

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ターニングポイントだと言われている9か月の発達の見極め方や、
障害児の親への対応について等、
各グループからの質問を尾崎先生にお答えいただきました。

日々の保育の中で保護者へアドバイスをする際にも、
自分の感覚だけでお話をするのではなく、
エビデンスを理解していることが保育者にとって必要だと感じました。
自分自身の保育を振り返り、
発達段階に沿った関わりができているか
立ち止まって考える機会が持ててよかったという意見も多く聞かれた研修会となりました。

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